新宿御苑周辺でしかできない8のこと

老舗北京料理店から看板のないバー、フォトギャラリーまでを紹介

広大な芝生に四季を彩る花々、そして美しい庭園を持つ都会のオアシス「新宿御苑」。花見の名所としても有名で、春には多くの人でにぎわう。

自然に癒やされたら、周辺を散策して新たな魅力を発見しよう。老舗レゲエクラブやアナキズムをメインテーマにした雑貨屋まで、さまざまな顔を見せてくれる。新宿御苑周辺のおすすめスポットを8軒紹介する。

アジュラ

  • カフェ・喫茶店
  • 新宿二丁目
アジュラ

Photo: Kisa Toyoshima

台湾出身のリウェイと妻のハルコが運営する、高田馬場の人気コーヒーショップ「リウェイコーヒースタンド(LIWEI COFFEE STAND)」の2号店「アジュラ(ajura、翹璹欏)」。内装は台湾の伝統的な神社や寺をコンセプトに、台湾製の情趣に富む雑貨や飾りを配し、香の匂いが漂う幻想的な空間だ。

一番人気のメニューは1号店同様、竹墨パウダーを入れ茶筅(ちゃせん)で点てたエスプレッソにミルクを注いで作る「ブラックラテ」。ここ数年で東京でもブラックラテを提供する店が徐々に増えてきたが、同店がその先駆けといえるだろう。同店では、焙煎(ばいせん)段階から色の濃さや味の良し悪しを判断している。

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池林坊

  • 新宿三丁目
池林坊

画像提供:池林坊

新宿三丁目駅近くにある居酒屋。裏には系列の小劇場、梟門もあることから、演劇や映画関係者が集まり、演劇論で熱くなっている様子を見ることも多い。

店のカウンターは、屋台を模したオリジナル。よく見ると店内には街灯や電線もあり、野外で飲んでいるような気分になれるのも楽しい。

とにかくメニューが豊富だが、誰もが注文する名物は、蒸したての「ジャンボしゅうまい」。

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プレイス エム

  • アート
  • 新宿二丁目
プレイス エム

プレイス エム

新宿御苑駅のほど近くの雑居ビルにあるフォトギャラリー「プレイス エム(Place M)」。写真家の大野伸彦や瀬戸正人、中居裕恭、森山大道らが運営し、企画展のほか、スペースのレンタル提供も行っている。

同ギャラリーを主宰する瀬戸や森山など、大御所写真家の展覧会も開催しているが、若手による作品展も積極的に行い、プロやアマチュア、国籍問わず、作家が写真を発表する場となっているのが特徴だ。3階にある「メインフロア」と2階の「M2 gallery」で、それぞれ異なる内容の展示をしている。

貸し暗室も併設されており、モノクロとカラーともに24時間利用可能。不定期で開催される写真家たちによるトークショーや、ギャラリーで発行する写真集にも注目したい。

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新宿御苑

  • Things to do
  • 新宿三丁目
  • お勧め
新宿御苑

Photo: Lim Chee Wah

世界有数の都心の公園として知られる、新宿のオアシス。もとは皇室庭園として造られ、戦後に一般に開放された。

敷地面積は約58ヘクタール。風景式庭園と整形式庭園、日本庭園が組み合わせれており、一年を通して四季折々の花で彩られる。

日本庭園内には、抹茶和菓子をセットにした、呈茶のサービスを提供する茶室を併設。晴れた週末に、新宿で時間を持て余しているのなら、東京のセントラルパークでピクニックをするしかないだろう。

開園時間は季節によって異なるので、訪れる際には事前に公式ウェブサイトを確認してほしい。なお、酒類の持ち込みと遊具類の使用は禁止されているので注意しよう。

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イレギュラー リズム アサイラム

  • Things to do
  • 新宿二丁目
イレギュラー リズム アサイラム

Photo: Kisa Toyoshima

新宿御苑前駅から徒歩5分ほどにある、2004年に開店したインフォショップ「イレギュラー リズム アサイラム(IRREGULAR RHYTHM ASYLUM)」。アナキズムとDIYをメインテーマに、社会運動や対抗文化に関する書籍やZINEのほか、CDやレコード、カセットテープ、Tシャツなどのグッズを取り扱っている。

店舗には展示やイベントスペースがあり、オンラインショップでも購入は可能。置いているものは全て人種差別、クィア、フェミニズムなど、あらゆる問題に向き合うための濃いラインアップが揃う。

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レゲエ ダブ オープン

  • クラブ
  • 新宿二丁目
レゲエ ダブ オープン

レゲエ ダブ オープン

新宿には小規模のレゲエクラブ「ガラム(GARAM)」もあるが、渋いルーツのレゲエやダブを堪能したければここ。「レゲエ ダブ オープン(REGGAE / DUB OPEN)」のよく整備された巨大サウンドシステムからは、毎夜極太のベースラインが鳴り響いている。

ライブが行われることもあり、古き良き雰囲気を残す東京の老舗レゲエクラブだ。

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トイレット

  • 新宿二丁目
トイレット

新宿御苑前から靖国通りへ向かう道すがらの2階にあるバー「トイレット(toilet)」。看板一つない入り口から木造家屋の細い階段を上ると、この店はある。

アルコールランプの柔らかな光と、静かに温かい音楽に包まれた店内は、淡々と杯を傾けるのにうってつけ。店奥にはアップライトのピアノが置かれ、生演奏が行われることもある。

同じ空間には、猫足のバスタブ、そしてライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)の写真も。ちょっとしたところにセンスが感じられつつも気取らずにいられる、落ち着いた空間だ。

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随園別館 新宿店

  • 新宿二丁目
  • 価格 2/4
随園別館 新宿店

随園別館 新宿店

新宿御苑の近くにある1963年創業の老舗北京料理店。北京ダックやツバメの巣のような高級食材を使った本格的中華から、点心やタンメンまで豊富なメニューを提供している。

おすすめは「特製水餃子」。皮は厚く、水餃子特有のもっちり感が味わえる。豚ひき肉にしっかり味付けがされたあんは、何も付けずに食べても十分においしく、頬張った瞬間に肉汁があふれ出る。

店頭では冷凍餃子も販売されており、自宅でもそのままの味を楽しめるのがうれしい。

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新宿の魅力をもっと探るなら……

新宿、ベスト居酒屋20選

新宿、ベスト居酒屋20選

Photo: Keisuke Tanigawa

さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を酌み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せている。

ここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など、予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。終電を逃したら、はしごしてディープな新宿の夜を謳歌(おうか)しよう。

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運営者情報 : :

会社名: インプレッションデジタル限定

代表者名: トーマス・フィリップ・クレイグ、ディレクター

住所: フォザーギル ハウス、16 キング ストリート、ノッティンガム、イギリス、NG1 2AS

電話番号: +441158242212

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獣医はこの肥満トラを見て目を疑った、お腹の中身を見てもっと驚いた

1. 出産を拒否したトラ 動物園の飼育担当者であるリチャードはトラが妊娠しているのを見たとき、とても喜びました。しかし、不思議なことに、トラは出産を拒否したのです。超音波検査でトラのお腹の中を確認すると、獣医はすぐに警察に通報したのです。しかし、一体このトラに何が起こったというのでしょうか?リチャードが何か間違ったことをしたのでしょうか? 2. 警察の出動 動物園に着いた警察官は、元気のない巨大なトラに鎮静剤を打ちました。「すみませんが、一緒に来てください。とても重要なことです」と、警察官はリチャードに言って、リチャードはショックでした。自分が何か悪いことをした覚えはありません。彼は知らず知らず悪いことをしたんでしょうか?そして、警察官は予想外の質問をリチャードに始めました。 3. 驚いた獣医 警察官からのすべての質問に答え終えたリチャードは、手術室から獣医の叫び声が聞こえてきました。「信じられない!こんなものは見たことがない」と獣医は叫んだのです。獣医がトラのお腹の中から見つけたものとは何だったのでしょうか?動物に見慣れた獣医がこれほどまでに驚くのですから、よほど珍しいものだったに違いありません。 4. 妊娠して欲しい 彼のトラであるカーリーのことが大好きで、自分の動物園にもっとトラが増えたらいいなと思ったリチャードは、カーリーが妊娠をして、赤ちゃんを産んでくれることを望んでいました。しかし、動物園にはカーリー以外のトラがいなかった。ゆえに、リチャードは人工授精をしてくれる施設や獣医を探すことにしました。しかし、なかなか見つかりません。 5. トラの妊娠させてくれる人を求めて 何か月も探した後、ついにリチャードはある男性を見つけたのでした。この男性はトラに精通しており、連絡を受けてすぐに動物園に来てくれるとのことでした。そして数日後、人口授精を行い、無事にカーリーを妊娠させることに成功したのです。トラの妊娠期間は約100日間なので、3か月ちょっと待てば、かわいい赤ちゃんトラに会うことができるのです。 6. 超音波検査 1、2週間後、リチャードは獣医に連絡して、カーリーが本当に妊娠しているのかを確認するため、最初の超音波検査をしてもらうことにしました。トラを妊娠させてくれた人が、カーリーは妊娠していると言っても、実際目で確認するまでは信じられない思いでした。超音波検査が終わると、獣医は検査結果を明らかにしました。 7. 検査結果 カーリーは無事妊娠をしていました。また、幸いにもカーリーと赤ちゃんトラのどちらにも何も問題はなく、赤ちゃんトラはカーリーのお腹の中ですくすくと成長しているようでした。リチャードは検査結果を聞いて、胸いっぱいになりました。しかし、妊娠が進むにつれて、思い通りにならないことが出てきたのです。 8. 落ち着きのない様子 妊娠が進むにつれて、カーリーは日に日に落ち着きがなくなりました。獣医によれば、トラが妊娠中にそわそわしたり、落ち着きがなくなるのは、妊娠中によくあることだと言っていたので、リチャードはカーリーもすぐに落ち着きを取り戻すだろうと思っていました。そして、リチャードも急いで出産準備を整えたのでした。 9. 必要な措置 獣医は、カーリーの具合がどうなっているのかをリチャードに詳しく聞きました。「最初はいつもより落ち着きがなくて動き回っていたのですが、今は元気がなくて寝てばかりいます」と、リチャードはカーリーの様子を獣医に伝えます。カーリーは出産を拒否したわけではなく、出産に苦労したのです。 10. カーリーを見守るリチャード 獣医は麻酔銃でカーリーを眠らせる薬を打ち込みました。カーリーがしっかりと眠っているのを確認するまでしばらく待ちました。その後、獣医は超音波検査の機器をセットし始めます。獣医が超音波検査を進めている間、リチャードは息をのんで見守りました。カーリーに何か問題があるのでしょうか?リチャードが発見したふくらみの正体は何なのでしょうか? 11. 電話をかける獣医 数分間超音波検査を使ってカーリーのお腹の中を確認すると、緊急な電話をかける必要があると獣医はリチャードに言いました。そして、その場を離れると、獣医は誰かに電話をかけ始めました。リチャードは獣医が誰に電話しているのかは知りません。ただ、まだ検査結果を聞いていなかったリチャードは、早く電話が終わって、検査結果を伝えてほしいと思いました。 12. カーリーに問題はなかった 獣医が電話を終えて戻ってくると、カーリーもトラの赤ちゃんも健康だ、そして赤ちゃんを出産する前に、体力を回復するためにカーリーは少し休む必要があると獣医は伝えました。リチャードはカーリーを休ませることに承諾すると、獣医と一緒に動物園の事務室の中に戻ることにしました。しかし数分後、リチャードは何か聞き覚えのある音を聞いたのです。 13. 手術が必要 カーリーのお腹の中に何かを見つけたので、それを取り出すためにカーリーは手術をする必要があると獣医はリチャードに言います。獣医が見つけたのは、本来トラのお腹の中にあるべきではないものでした。リチャードが見つけた小さな膨らみもそれが原因だったのです。現在カーリーは普通の鎮静剤を使って休んでいますが、手術用の鎮静剤を使い、適切な手術を行うには、地元の警察が所有している道具が必要でした。そのため、獣医は警察に応援を仰いだのです。 14. 顔を特定する 警察官はリチャードがトラを妊娠させたことは何も問題がなかったと理解しましたが、そのトラを妊娠させた男性についての情報がもっと必要でした。警察官がバッグから取り出したのは、潜在的犯罪者の顔写真でした。たくさんの顔写真を見た後、リチャードは見覚えある男性の顔写真を見つけました。 15. 違法な医療行為 警察官はすぐにこの男性について説明しました。「この男性は過去に違法な医療行為を行ったことがありました。そして、この男性の違法行為に気づいた警察は、何か問題があればすぐに通報するように獣医に知らせていたのです。今回、獣医が私たち警察に通報をくれたのは、そのためでした。彼は承認されていない新しい治療法をさまざまな動物で試していたのです。」 16. 超音波検査中に見つけた異変 超音波検査中、獣医はカーリーのお腹の中に2つの異変を見つけました。その1つは、カーリーのお腹の中にマイクロチップが埋め込まれていたことです。警察はこのマイクロチップを探していました。これは、カーリーの妊娠を手伝ってくれた男性によって、違法で作られたものだったのです。 17. マイクロチップの取り出し カーリーのお腹からマイクロチップを取り出すために、警察官は獣医の手助けをしました。また、マイクロチップを取り出しただけでなく、警察官は喜んでトラの赤ちゃんの出産も手伝ってくれたのです。ついに、待ちに待った可愛らしい赤ちゃんとの対面です。なんと赤ちゃんは1頭だけでなく、2頭産まれてきてくれたのでした。 18....

「地球にいちゃだめなビジュ」 水族館で遭遇した〝ジェニーハニヴァー〟に7.8万人ギョッ

広島県廿日市市の「宮島水族館」に置かれている〝顔はめパネル〟がネット上で注目を浴びている。 水族館の顔はめということは、「シーマン」みたいな人面魚になれちゃったりするのだろうか? ......いいや、違う。実際には、それよりさらに衝撃的なビジュアルだった。 2025年3月29日、そのパネルを発見者したのは、東京都在住のXユーザー・モモ(@momocolory)さん。 白い大きなパネルには、4体の〝ナニカ〟が仁王立ち。傘のようにとがった頭に、感情の読めない顔、細長い足と尻尾のような器官を生やした、ギョッとするほど不気味なビジュアルだ。 なぜ、水族館にこんなものが......? Jタウンネット4月3日、宮島水族館を取材した。 正体は「ジェニーハニヴァー」 取材に応じたのは宮島水族館の魚類副責任者・山田康幸さん。問題の顔出しパネルは、2024年12月28日~25年4月6日の期間に開催中の特別企画展「ヘ~ビっくり!已己巳己(いこみき)展」の一環で設置されているものだという。 2025年の干支が「巳」であることにちなみ、ヘビにそっくりな生物や名前にヘビが含まれる生物など「已己巳己(互いに似ているものを表す四字熟語)」な展示を集めたイベントだ。 そして、顔はめパネルに並ぶ4体の謎の生物(?)の正体はかつて、ヨーロッパの船乗りたちが海で捕獲した未確認生物の死体......として、旅行者や収集家に売られていた「加工されたエイの干物」。「ジェニーハニヴァー」と呼ばれ、古くから親しまれてきたという。 「材料は扁平な体をしたエイで、鰭に切り込みを入れるなどの加工を施し、悪魔や怪物の標本のように見せていました」(山田さん) この「ジェニーハニヴァー」の材料となったのは「サカタザメ」という種のエイ。 これが、青森県の八戸地域で「ヘビタ」と呼ばれる「ガンギエイ」の近縁種であることから、已己巳己展にピッタリだと考えたという山田さん。 「その奇妙でインパクトのある見た目を顔出しパネルにすることで良いアイキャッチとなり、来館者様により楽しんで頂けるのではないかと思い、企画しました」(山田さん) 友人4人との広島旅行中に宮島水族館を訪れていた話題のポストの投稿者・モモさんも、山田さんの狙い通り大いに楽しんだようだ。 もともと、不気味なエイの干物が大好きだったため、パネルを見つけた時は「エイの干物から顔出せるの!? 最高〜!」と大興奮し、すぐに友人を呼んで撮影会をしたそう。 「一緒にいた友人2人が顔をはめてくれて、私が撮影しました。エイの顔の下に顔というシュールな写真が撮れてみんな喜んでいました」(モモさん) 強烈なビジュアルの顔出しパネルに、X上では7万8000件以上のいいね(4日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。 「顔判定そこなんだ」 「エイリアンすぎる地球にいちゃだめなビジュだろこれ」 「海外の芸術家が作った情緒が不安定になる作品に近いものを感じる」 「エイリアンに取り込まれて意識だけ残った構図が撮れそう」 ちなみに、宮島水族館ではもちろん、干物だけでなく生きたエイも展示されている。中でもモモさんのお気に入りは黄色いエイだった。 「とても人懐っこく、目線の高さでガラスにくっついて顔を出したり引っ込めたりしてくれて、子どもたちに大人気でした」 とモモさんは振り返った。

上空から撮影された驚異的な写真

グアテマラ・シティにできた人工の陥没穴 陥没穴は、自然が引き起こす恐ろしい現象だと考えがちです。しかし、実際には、自然発生のものもあれば人工的に作られたものもあります。この写真に写っている陥没穴は、残念ながら人工的な原因によって発生しました。2010年にグアテマラ市の住宅地で発生し、ビル1棟を丸ごと飲み込んだ巨大な陥没穴です。調査の結果、下水道管や雨水管の破裂が原因である可能性が高いとされています。 この陥没穴は、幅18メートル、深さ100メートルと推定され、熱帯性暴風雨アガサの大雨が引き金となりました。火山性軽石が主成分の地面は、浸食されやすく、このような陥没が発生したのです。定義上はシンクホールとは異なりますが、この写真を撮影したドローンの技術には驚嘆せざるを得ません。 長谷部 – 巨大なピンクのウサギ ピンクのウサギが怖い?もっと怖いのは、それが巨大で、さらに腐敗して灰色に変わっているウサギです。この巨大なウサギは、2005年に北イタリアのコレット・ファバ山の丘にアートインスタレーションとして設置されました。当初は、長さ200フィート、高さ20フィートの大きさを誇っていました。ウサギの「内臓」が飛び散っているように見えることから、空から落ちてきたような印象を与えています。 このアート作品の目的は何だったのでしょうか?訪れる人々が「ガリバー旅行記」のリリパットの世界に入り込んだかのような体験をすることを狙っていたと言われています。本来、20年間設置される予定だったため、その期限は2025年に設定されていますが、寒冷な気候や時間の経過により、ウサギは徐々にその姿を失ってきています。 津波の影響 自然災害時、ドローンは非常に役立ちます。災害によってインフラがどのような被害を受けたか、ドローンによる空撮はそれを鮮明に映し出します。この写真は、2018年12月にインドネシアで発生した津波の被害状況を上空から捉えたものです。 この津波の前には、巨大な地震が発生しており、航空写真でもその被害の規模がはっきりと確認できます。ドローンは、政府や救援隊が被災地に迅速に到達するためのルートを計画する際にも大いに役立ちます。この写真は、津波や地震による被害の全貌を捉えるだけでなく、自然がもたらす脅威や、それがいかにしてインフラを一瞬で破壊するかを強調しています。 孤独な捕食者 次に紹介する驚異的なドローン写真は、写真家バシル・ムーカルゼル氏の作品です。彼は「Lockdown in Dubai」の写真で知られており、今回も「Lonely Predator」と題したドローン写真で私たちを魅了しました。ライオンに接近しすぎることなく撮影するために、ドローンを使うのはムーカルゼル氏にとって最も安全な選択肢だったことでしょう。 この写真は非常に印象的で、ライオンが上空を飛ぶドローンをどのように見ていたのか、さまざまなことを考えさせられます。もしかすると、ライオンはドローンをどうやって捕まえようかと計画を立てていたのかもしれません。しかし、ムーカルゼル氏はライオンが怪我をしないように、ドローンを手の届かない場所に保ちつつ見事な一枚を撮影しました。 ブッシュファイヤー ドローンを使用した空撮は、広範囲の状況を正確に把握するのに非常に役立ちます。このドローン写真は、オーストラリアのケープヨークにあるスティーブ・アーウィン野生動物保護区付近で発生した山火事の光景を捉えたものです。その美しさには思わず息を呑むほどです。この写真を撮影したのは、オーストラリアの自然保護活動家スティーブ・アーウィンの息子であるロバート・アーウィンです。 ロバートはわずか17歳で、自然史博物館の年間最優秀野生生物写真家賞を受賞しており、驚くべき才能を持っています。彼の自然への情熱は、亡き父から引き継いだものだと言えるでしょう。しかし、彼が父のレガシーを受け継ぎながらも、自らの道を切り開いている姿を見るのは感慨深いことです。 ストーンヘンジ ストーンヘンジは、世界で最も有名な古代の建造物のひとつです。紀元前3000年から2000年頃に建設されたと考えられており、イギリスの重要な文化的シンボルとして広く知られています。また、1986年にはユネスコの世界遺産に登録されました。 現代の技術を活用して、この象徴的な場所をドローンで空撮した写真が登場しました。この写真を撮影したのは「Copter Shot」という会社で、2017年12月にこの壮大な一枚を収めました。Copter Shotは、さまざまなファインアート写真プリントを手掛ける有名な写真会社です。私たちは、この象徴的なストーンヘンジの写真が彼らの作品として販売される日が来るのを楽しみにしています。 後ろを振り返る 多くの人が海に魅力を感じ、一生に一度の冒険を求めて船に乗ります。しかし、どんなに楽しい航海であっても、海の下には何が潜んでいるのかという恐怖がつきまといます。このドローン写真は、その恐怖感を見事に表現しています。小さなボートを、大きなクジラが追いかけているのです。 この巨大なクジラは、15分以上も船の後ろをついて回っていたそうです。幸いなことに、クジラとの遭遇は友好的なもので、すべての乗組員が無事だったと言います。面白いことに、乗組員たちはクジラが後ろにいることに全く気づいていなかったそうです。このドローン写真を撮影した船員は大いに称賛されるべきですが、後にこの写真を見た仲間たちがどのように感じたのかは想像に難くありません。 ここでピクニックは無理 人々の安全を守るため、多くの地域ではインフラ整備に投資しています。カリフォルニア州にあるベリーサ湖の放水路も、その一例です。洪水を防ぐために設計されたこの放水路は、湖の水位が上がると余分な水をプータ・クリークへと排出します。 しかし、その螺旋状の構造が注目を集め、高速道路からもその異様な姿を見ることができます。放水路に吸い込まれることはありませんが、周囲には安全柵やブイが設置されており、安全な距離からその独特な景観を楽しむことができます。まるで動物園で動物を観察するように、この美しい構造物を鑑賞できるのです。 逃げ出したクロコダイル クロコダイルが恐れられる理由は、その凶暴さと「近づく者を襲う」というイメージからです。多くの野生動物の専門家は、ワニに遭遇した際には決して近づかず、突然の動きで刺激しないように警告しています。 人々がクロコダイルを捕まえた理由は、彼らへの恐怖心が大きく、支配したり、ビジネスとして利用するためです。また、クロコダイルの皮は、高級バッグの世界では非常に高価な素材として扱われています。今回のワニは、タイのワニ養殖場から逃げ出したと報じられています。彼は自由に戻ったことを喜んでいるに違いありません。もう二度と捕まらないことを願いたいですね。 コウノトリの巣 この美しいコウノトリの巣の写真は、ポーランドで写真家Szymon Pawlak氏によって撮影されました。Pawlak氏は2013年にコウノトリの巣を撮影しようと思い立ちましたが、最終的に完成したのは2年後の2015年でした。彼はさまざまな撮影方法を試し、この写真はドローンを使って撮影されたものだと考えられています。 コウノトリは大きな鳥で、長い足と丈夫な嘴を持ちます。彼らは乾燥した地域に生息し、魚や昆虫、カエル、小鳥などを食べています。コウノトリはその大きさに見合った大きな巣を作り、それを何年も使い続けることがあります。コウノトリの巣自体も、彼らと同じくらい興味深い存在だと言えるでしょう。 その日の収穫 ハンマーヘッドシャークは、世界的に知られているサメの一種で、温暖な海の海岸線に沿って生息しています。彼らは時折、人間と接触することがあり、非常に攻撃的だという評判を持っています。脅威と感じたものに対して攻撃を加えることが多いのです。 このドローンで撮影された写真は、フロリダ州パナマシティのビーチで撮られたもので、女性が危険なほど近くにいるハンマーヘッドシャークに気づいていない場面を捉えています。サメがますます近づく様子を見て、この女性がどれほどの恐怖を感じたか想像するのは難しくありません。また、周囲の傍観者たちがこの状況をどれほど心配したかも、容易に想像がつきます。 猫好きのための夢の島 私たちはこれまでに多くの技術革新を目にしてきました。その中でも、コンピュータとインターネットは、日常生活を大きく変える発明の代表格です。これらによって、商品を簡単に購入したり、オンラインクラスを受講したり、多くのことがクリック一つでできるようになりました。 さらに、コンピュータ技術を使って画像や映像を加工することも可能となり、時には本物と見間違うほどのリアルな視覚効果を生み出すこともあります。最近話題になったのは、空撮されたある島の写真です。多くの人がそれを編集されたものだと言いますが、実際に猫の顔の形をした島が存在するなら、それは素晴らしいことだと感じるのも無理はありません。さて、その島にはどれほど多くの種類のかわいい猫が住んでいるのでしょうか? フィッシングボートかオーロラか 私たちが市場で魚を手にする際、その魚がどのようにして海から私たちの食卓に届いたかをあまり考えることはありません。しかし、この画像は、ベトナムの漁師たちが新鮮な魚を捕るためにどれほどの労力をかけているのかを垣間見せてくれます。漁師の視点では、日々の作業が単調に見えるかもしれませんが、この画像を別の視点から見ると、非常に美しいものに変わります。 ドローンの視点から見ると、漁網がオーロラのように配置されており、まるで自然が描いた壮大なアートのようです。さらに、網を束ねる糸の形もはっきりと見えます。もし釣りがこれほど楽しく、美しいものだと知っていたら、あなたは漁師を選んだかもしれません。私たちに言わせれば、間違いなくその選択をするでしょう。 ロックダウン中のドバイ ドバイは間違いなく世界で最も忙しい都市の一つです。しかし、世界的な健康危機によって、ドバイを含む多くの賑やかな都市が閉鎖されることになりました。誰もが想像もしなかった光景が現れたのです。それは、車が全く走っていない道路です。 このドローン写真は、2014年から空撮を手掛けている写真家Bachir Moukarzel氏によるもので、「The Lockdown Dubai」というプロジェクトの一環として撮影されました。この写真では、高速道路や主要な道路が全くの無人で、まるで放棄された街のように見えます。都市が再開し、健康と安全に関する規制が緩和される今、このような写真はなかなか見ることができないでしょう。 サー・ラ・メール この写真は、海の持つ神秘性を見事に捉えたドローン写真です。イタリアの美しい海岸線に沿って撮影されたこの壮大な写真は、著名な写真家Roberto Corinaldesi氏によるものです。2017年以降、彼が19もの賞を受賞していることから、この写真の美しさも納得がいくでしょう。この作品もまた、高く評価されることでしょう。 この写真は、海とそこで泳ぐ人々の美しい姿を一枚に収めています。波の中を泳ぐ彼らの姿が、まるで海と一体となっているかのように見えます。この写真は、写真家が技術を磨き続けてきた成果として称賛されるべき作品です。 サッカーを愛する島 ノルウェーを訪れたいと思っている人は少なくないでしょう。その中でも、ノルウェーの漁村、ヘニングスベアはぜひチェックすべき場所です。この村ではどのような楽しみがあるのでしょうか?レストランや港、キャビア工場を改装した美術館など、興味をそそるスポットがたくさんあります。これらは一度訪れてみる価値があるでしょう。 しかし、ヘニングスベアは特にサッカーファンにとって夢のような場所だと言えるかもしれません。今や有名になったサッカーのピッチは、この町で最も訪問者が多いアトラクションのひとつです。多くの写真家が様々な角度からこのピッチを撮影しており、ドローンを使った空撮写真も注目されています。この素晴らしい風景をバックにサッカーを楽しむなんて、想像するだけでも素晴らしい体験でしょう。 ウミガメの素晴らしさ ウミガメは絶滅危惧種であり、この驚くべき生き物と共存するためには、私たち人間がその保護に多大な努力を払う必要があります。この写真は、人間とウミガメが共存し、互いに邪魔することなく日常生活を送ることができることを示しています。しかし、密猟や汚染、漁業による影響でウミガメは絶滅の危機に直面してきました。 ウミガメを守るためにできることは何でしょうか?そのひとつは、プラスチック製の袋やストローを使わないことです。最近では、金属製のストローが環境に優しいとされていますが、ウミガメにとっては同様に危険である可能性があります。また、ウミガメは海中でビニール袋とクラゲを見分けることが難しく、間違ってクラゲを食べてしまうことがあります。私たちが常に環境保護を意識することが、ウミガメを守るための第一歩です。 エチオピアのダナキル山地 ニュージーランドの「地球探検隊」には、エチオピアのダナキル低地の写真を提供してもらったことに感謝しています。この地域は、世界で最も暑く、最も低い場所のひとつとされており、海抜127メートルの低地に位置しています。まさに「天然のプール」とも言える場所です。さらに、この地域は人類の起源に関連する場所としても知られており、320万年前のアウストラロピテクスの化石「ルーシー」がこの近くで発見されています。 また、この地域は年間を通じてほとんど雨が降らないこともあり、アワッシュ川が干上がってしまい、インド洋まで到達しないこともあります。観光客にとっては訪れるのが難しい時期もありますが、地質学者や科学者にとっては非常に興味深い場所であることは間違いありません。 Ducks Unlimited Canadaのロゴ ライフスタイルに影響を与えている組織や団体の熱狂的なファンを見かけることがあります。バスケットボールチームのタトゥーを入れたり、愛する人の写真がプリントされたTシャツを着たりする人もいます。カナダでは、Ducks Unlimited Canadaの50周年を記念して、巨大な湿地帯にアヒルの頭を模したロゴが作成されました。驚くべきことに、そのロゴの大きさはサッカー場2面分に相当します。 Ducks Unlimited...