雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」

5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回取り上げるのは、2022年10月にYouTubeに投稿された“ニワトリたちによる除草ビフォーアフター”です。

【放し飼い養鶏】コッコさんを運動場に離したらすごいことになった!

ニワトリさんの食欲はいかに……

動画が投稿されたのは、岡山県吉備中央町で養鶏を営む様子を発信しているYouTubeチャンネル「平飼い養鶏家チャンネル【あおぞら養鶏場】」。こちらにある鶏舎は投稿者さんがゼロから作ったもので、今回はできたばかりでまだ雑草だらけの運動場にテストでニワトリたちを放していきます。

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら雑草が生い茂る運動場
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら初めての運動場に大興奮!

扉を開けると、次から次へとニワトリたちが出てきて早速雑草をついばみ始めます。鶏舎の中も十分な広さがあるそうですが、やはり外で風や朝日を浴びるのも大切。初めての運動場にみんなどこかうれしそうです。

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらみんな雑草に夢中

投稿者さんはボーボーに生えている雑草を手で指し、1週間もたたずにおそらく3日ぐらいでキレイになくなると予想。そのビフォーアフターを見せてくれるといいます。

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら雑草はおそらく3日ぐらいでなくなる?

わずか20分で……

しかし20分後、運動場には180羽ほどのニワトリたちがおり、雑草は分かりやすく減少。ものすごいスピードで食べているようですが、本当に3日ももつのでしょうか?

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらす、すごい食欲だ……
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらわずか20分でめっちゃ減ってる!

そして翌日運動場を見てみると、そこには驚きの光景が……。なんとあれだけ生い茂っていた雑草がほとんどなくなっていました! 予想をはるかに超えるスピードで雑草を食べ尽くしたニワトリたちに投稿者さんもびっくり。こんなに早いとはさすがに思わなかったようです。

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら翌日
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらなくなるのが早すぎる……!

「感動しました」「ここまで食い尽くすんですね!」の声

コメント欄には「ここまで食い尽くすんですね!」「雑草対策にお借りしたいぐらいの作業能力」「草の無くなり方がすごい! 1日で、こんなに綺麗に無くなるんですね」「草種がほぼ無くなったのが感動しました」「本当にすごい食欲だね」など驚きの声が。

また「広い草の生えた運動場で生き生きと草をついばむ鶏を見てるとこちらも爽快な気持ちになりました」「良いですねー見ていて幸せになります」「コッコさんが自由にのびのび過ごしているのを観て癒されました」「自分でも飼ってみたい気分になりました! 良い動画を見せていただきありがとうございました」などの感想も寄せられています。

投稿者さんは、YouTubeチャンネル「平飼い養鶏家チャンネル【あおぞら養鶏場】」の他、Instagramアカウント(@aozorayoukei)でも養鶏場に関する動画を公開しています。また、BASEでは、餌や環境に徹底的にこだわったニワトリたちの卵を販売中です。

雑草ボーボーの運動場が“たった1日”で……

ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら雑草が生い茂る運動場
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら初めての運動場に大興奮!
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらみんな雑草に夢中
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら雑草はおそらく3日ぐらいでなくなる?
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらわずか20分でめっちゃ減ってる!
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したら翌日
ニワトリを雑草だらけの運動場に放したらなくなるのが早すぎる……!
【放し飼い養鶏】コッコさんを運動場に離したらすごいことになった!

LEAVE A REPLY

Please enter your comment!
Please enter your name here

運営者情報 : :

会社名: インプレッションデジタル限定

代表者名: トーマス・フィリップ・クレイグ、ディレクター

住所: フォザーギル ハウス、16 キング ストリート、ノッティンガム、イギリス、NG1 2AS

電話番号: +441158242212

Related articles

知っておくべき中古車購入に関する3つの誤解

中古車は、品質が良く、価格も手頃で、最も費用対効果の高い選択肢とみなされることがよくあります。しかし、中古車を購入すると、なぜ多くの人が得をするどころか損をすることになるのでしょうか。これは、中古車に関して多くの人が抱いている誤解が原因かもしれません。この記事では、中古車の購入を検討している人たちに思い出してもらうために、最も一般的な誤解を 3 つまとめています。読み進めてください。 誤解 1: 走行距離が短いほど良い。 車の走行距離は、その部品の寿命と密接に関係しており、中古車の価値を示す重要な指標です。しかし、中古車を購入する場合、走行距離が短いほど良いと単純に考えることはできません。その理由は次のとおりです。 理由 1: 費用対効果の観点から見ると、走行距離が短いと価格が高くなることが多く、予算に優しくない可能性があります。 走行距離が 10,000 マイル未満のほぼ新車の価格は、3 年間で約 50,000 マイル走行した中古車よりもかなり高くなることがよくあります。ただし、50,000 マイルから 60,000 マイルの中古車でも、乗り心地に影響を与えることなく優れた機械的性能が維持され、価格面で大きな優位性があるため、より費用対効果の高いものになる可能性があります。 理由 2: 燃費を低く抑えることは合理的ですが、走行距離計が改ざんされた車にも注意する必要があります。 一般的なファミリーカーの場合、年間1万~2万マイルの走行は正常とされています。年間3万マイル程度でもまだ妥当な範囲です。この考え方に基づけば、定期的にメンテナンスが行われ、事故に遭っていない限り、7年経過して走行距離が数十万キロ程度の中古車は正常とみなされます。 しかし、中古車市場では、7年以上経過した車両は一般的に受け入れられるが、走行距離が10万キロを超えると躊躇されるという現象があり、これが走行距離計の改ざんの蔓延に大きく寄与している。 もちろん、3年間で1万マイルしか走行していない中古車もあるかもしれませんが、その場合の価格は当然、同じ年式の車よりも高くなります。走行距離が少なく価格が安い車は、走行距離計が改ざんされている可能性が高いです。 したがって、中古車を購入するときは、走行距離を合理的に考慮することが重要です。総走行距離を年数で割ると、年間平均走行距離を計算できます。年間平均走行距離が5,000キロメートル未満の場合は、より注意を払う必要があり、専門家に車の状態を評価してもらうのが最善です。 理由 3:...

開業インドネシア高速鉄道に懸念も……「負の遺産」化を恐れる声

インドネシア初の高速鉄道が2日に開業した。73億ドル(約1.1兆円)を費やしたプロジェクトの成果であり、中国の一帯一路構想の一角をなす。最高速度は350キロで、ジャカルタからバンドンまでの138キロを約1時間で結ぶ。これまで3時間を要していたルートが大幅に短縮され、世界最悪とも言われる首都圏の渋滞緩和が期待される。一方、中国の借金漬けになることへの警戒感や、当初案の通り日本式を採用すれば良かったとの声も聞かれるようだ。 ◆東南アジア初の高速鉄道、インドネシアの「Whoosh」が開業 列車は8両からなり、601の座席を備える。正式名を「Whoosh(ウーシュ)」といい、インドネシア語で「時短、最適な運行、信頼性の高いシステム」の頭文字を取った。インドネシア4州の州営企業と中国鉄道インターナショナル社との合弁会社PT KCICが運行を担う。ほかの大都市への路線延伸も計画中だ。  米CNN(10月2日)によると、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は開業式で、「インドネシア初、そして東南アジアでも初の高速鉄道」と先進性を強調した。ソーシャルメディアには、試乗した乗客らによる動画が早くも投稿されている。列車が東ジャカルタのハリム駅出発し、バンドン西部のパダララン駅へ向けて走り出すと、乗客らはエアコンの効いた広々とした車内からインドネシアの田園地帯の風景を楽しんだようだ。 開業式で演説するジョコ大統領(10月2日)|Achmad Ibrahim / AP Photo  一方、開業への道はスムーズではなかった。元々2019年に開業する予定だったが、土地取得問題、新型コロナのパンデミック、費用の増加で大幅に遅れた。予算超過額は12億ドル(約1800億円)規模に達し、公費投入に追い込まれるなど、問題が山積した。 ◆運賃とアクセス性に大きな課題 すでに開業したWhooshだが、運賃の発表は10月中旬を待つことになる。運行会社のPT KCICは、片道25万から35万インドネシア・ルピア(約2400円から3300円)になるとの概算を示している。ところが既存のシャトルバスなら、ほぼ同じ区間が8万ルピア弱(800円弱)だ。住民の反応は芳しくない。バンドンに住むアニンダ・デウァヤンティ氏は英BBC(10月3日)に、「高すぎます」と不満を露わにした。「ほかにも同じような価格の交通手段は複数あります。私なら普通の列車やバスを使います」と彼女は言う。  運賃の決定にあたり、PT KCICは厳しい選択を迫られそうだ。ISEASユソフ・イシャク研究所(旧・東南アジア研究所)シニアフェローのシワゲ・ダーマ・ネガラ博士は、シンガポールのチャンネル・ニュース・アジア(10月2日)に対し、「価格の手ごろさを確保することが重要ですが、同時に、このプロジェクトはかなりの額に達しているため、事業者はコスト回収も確実にしなければなりません」と指摘する。  ネガラ博士はまた、人々の行動を変え、高速鉄道の利用を促進するためには、価格面での動機づけが必要だとも語った。膨らんだプロジェクト費用で運賃が高額になれば、新たなインフラが利用されない危険をはらむ。 Achmad Ibrahim / AP Photo  価格面以外では、4つある駅の立地も問題視されている。たとえばバンドン中心部に行く乗客は、パダララン駅で「フィーダー」と呼ばれる別の列車に乗り換える必要がある。戦略コンサルティング会社であるコントロール・リスクスのアハマド・スカルソノ氏はチャンネル・ニュース・アジアに対し、「これら4つの駅はいずれも、こうした(通勤客やエグゼクティブなどの)主なユーザー層にとってアクセスしやすい商業エリアには位置していません」と指摘する。総合的な利便性を考えれば、引き続き既存のシャトルバスが多く利用される可能性もあるとスカルソノ氏はみる。 ◆「中所得国の罠」から脱却図るも、負の遺産となるリスク 膨らんだプロジェクト費用の回収も課題だ。ジャカルタの独立系経済シンクタンクであるインデフ社のアンドリー・サトリオ・ヌグロホ氏は、香港の日刊英字紙であるサウスチャイナ・モーニングポスト(9月30日)に対し、「ジョコ大統領は、インドネシアが2045年までに中所得国の罠(途上国が中所得国になるが、それ以上の成長が鈍化する状態)から抜け出し、1人当たりの所得が先進国と同等になることを望んでいます」と語る。  ところがヌグロホ氏によると、高速鉄道はかえって負の遺産になるという。「しかし、この高速鉄道は負担が大きいのです。ローンの利子だけでなく、借金の返済も引き続き迫られます。  毎年、国家予算から(公共鉄道運営会社の)ケレタ・アピ・インドネシア(KAI)にも資金を投入します」「ですから、ジョコウィが築き上げた遺産は、国にとって相当な負担なのです」と語る。 Achmad Ibrahim / AP Photo  ヌグロホ氏はまた、「これは政府にとって教訓となるはずです。高速鉄道で採算を取るのはかなり難しい」と強調した。「我々の計算によれば、次の3人の大統領が任期を終えてなお、採算は取れないでしょう」 ◆高利の中国融資に手を伸ばす コスト超過をカバーするため、インドネシアは中国開発銀行に融資を求めた。インドネシアのルフット・パンジャイタン海洋・投資担当調整大臣は、金利が「2%以上」になると明かしている。  サウスチャイナ・モーニングポストは、「この融資は、ウィドドが日本ではなく中国をプロジェクトに選定していなければ、回避できた金額だとする批判もある」と指摘する。  金利2%の中国に対し、日本は0.1%を提案していた。「日本が提案した62億米ドルの予算は、プロジェクトの最終価格より低かっただろう」とも同紙は述べている。 試乗時の様子(9月18日)|Achmad Ibrahim /...

なぜヒキガエルは昆虫のオスばかりを食べるのか?カエルの胃袋が語る、オスの犠牲が集団を救う逆説的な自然の算段

無駄にも見える行動に隠された生態系の合理的な仕組み、それぞれが自由に振る舞った結果として多様な関係が育まれる 花粉症の、季節。スギやヒノキの花粉が大量に飛散して私の目と鼻を執拗に攻撃する。毎年この時期は憂鬱になる。 あの空を黄色く染めるほどの膨大な量の花粉は人間を困らせるばかりでほとんどが無駄になっている。もちろん、これは自然選択の結果であって、大量に花粉を飛ばす個体がより多くの子孫を残してきたからにほかならない。 生態系には膨大な無駄が生じている。今回は生物が生み出す無駄とその無駄が及ぼす効果について考える。 ジャレド・ダイアモンドの『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』(草思社)にはインドネシア、アチェの狩猟採集民の男女の行動の違いが描かれている。 男性は狩猟に出かけても手ぶらで帰ってくることが多い一方、女性は毎日ヤシの実を割って確実にデンプンを取るので、結果としてカロリー供給量では男性を上回るという。 男性の狩猟は一見無駄で非効率な行動のように見えるが、男性は大きな獲物をしとめると村の人でシェアするので、村の社会の安定に寄与している。また、狩猟はパトロールを兼ねているとの説もある。 ヒキガエルに食べられやすいのはオスかメスか 昆虫のオスとメスでも印象的な思い出がある。ポスドク時代に調査していた三宅島ではヒキガエル(アズマヒキガエル)が国内移入種として侵入しており、夜ごとたくさんのヒキガエルが道路を歩き回っていた。 三宅島のアズマヒキガエル。2012年、宿舎前にて。(写真:筆者) ギャラリーページへ 彼らが何を食べているのか知りたくなって胃の中身を調べてみたところ、カミキリムシやコガネムシの残骸がたくさん出てきた。それらの多くはオスだった(図)。 ヒキガエルの胃内容の一部。コメツキムシやカミキリムシなど甲虫類が多くみられる。(写真:筆者) ギャラリーページへ 日本のカブトムシでも、メスよりもオスのほうが捕食者であるハシブトガラスやタヌキに多く食べられるという(Kojima et al. 2014)。 このように捕食者に狙われるリスクが高まる理由としては、昆虫のオスは交尾相手を探すために積極的に動き回るためだと考えられている。 集団の中でオスが多く犠牲になっても、生き残った少数のオスが複数のメスと交尾すれば次世代の数はそれほど減らない。一方、メスが減ると卵を産む個体が減るため、次世代の個体数も大幅に減ってしまう。 単純に考えれば、オスはメスを探そうとリスクを負っているわけだが、そのほかにもオスとメスの行動の違いには意味があるのだろうか。三宅島でヒキガエルを捕まえながらそんなことを考えた。 三宅島には東京竹芝発のフェリーで朝5時頃に到着する。(写真:筆者) 花の絶滅を防ぐオスとメスの行動の違い 昆虫のオスとメスの行動の違いの意味を、花と昆虫を調べた研究でも観察することができた。 ここで発見したのは、オスとメスの違いが花の絶滅を防ぐような影響をもたらしていることだった。 オスとメスのネットワークはいろいろな点で異なっているのだが、一言でいうとオスのネットワークはメスのネットワークに比べてランダムに近く、バラけている(Kishi and Kakutani 2020, Kishi 2022)。 東京大学弥生構内で調べてみると、下図のようにオスのネットワークの方が黒い点(観察された花と昆虫の組み合わせ)がバラけて広がっている。 花と昆虫のネットワークを昆虫のオスとメスで比較したもの。花(横軸)と昆虫(縦軸)の組み合わせを黒■で示しているが、メスのネットワーク(左)のほうがオスのネットワーク(右)よりも左上に集中している。(図:筆者) ギャラリーページへ オスはあまり花を選んでいない一方、メスは訪れる花をえり好みしていることがわかる。 さらに、筆者はオスとメスを混ぜ戻したオリジナルのネットワークについて分析したところ、オスだけ、メスだけのときよりも花が絶滅しづらくなっていることを突き止めた。 オスは行き当たりばったりに花を訪れることで、メスが好まない花粉や花蜜が少ない花にも訪れて花粉を運ぶ。一方、メスは花粉や花蜜の多い花を選ぶのでそうした花はメスによって確実に受粉できる。 昆虫から見ると、多くのオスにとって花はメスを探すためのエネルギー補給となるのに対して、メスは花粉や花蜜の量によって残せる子の数が決まるという関係性がある。 このため、オスにとっては花粉や花蜜の量はそれほど問題にならないが、メスにとっては花粉や花蜜の多い花をしっかり選ぶ必要があるという違いがある。 ヒキガエルがオスばかり食べる理由 このことを花から見ると、昆虫のオスは低コスト低リターンな送粉者で、メスは高コスト高リターンな送粉者といえるかもしれない。 昆虫のオスは花粉や花蜜が少なくても来てくれるかわりに花粉を運んでくれる可能性は低い。一方メスは花粉や花蜜を多く用意しないときてくれないが、その分、花粉を運んでくれる可能性は高い。 このように、質的に異なる送粉者が混ざっていることで、結果的にさまざまな花の花粉が運ばれ、多様性が維持される。昆虫の生存が花によって維持されるとともに、昆虫が花を意識しているわけではなくとも結果的に花の受粉を助けている。昆虫の性差が花の絶滅を防ぐような効果をもたらしている。 前述のヒキガエルで考えると、昆虫のオスとメスの性差により、昆虫とヒキガエルのいずれの集団も急激に変動せず安定化する効果を生み出している。 もっとも性差がどのような意味を持ち得るのか、すべて理解するのは困難だ。ツユクサの雄しべにはニセモノと本物がある。鮮やかな黄色の雄しべに見えるものはニセモノで昆虫をだましていることがわかっている。 花と昆虫は常に与え合う関係ではない。花は昆虫をだますことがあるし、昆虫は花から蜜を盗むことがある。 このような性差が生態系でどのような意味を持つのかはいまだに明らかになっていない。性差はいまだに未知の部分が多く、それだけに奥深い。 ツユクサの雄しべにはニセモノと本物があり奥の鮮やかな黄色をした3本はニセモノで昆虫をだましている。(写真:筆者) サボりがちなアリがいるほうがエサの探索行動は効率的になる より掘り下げて考えてみれば、性差に限らず、多様な関係性があることは生存にとって重要な意味を持つ。実際、生態系の中に異なる関係が入り混じっているほうが安定化するという理論研究がある(Mougi & Kondoh 2012)。 例えば、アリのエサ探索行動を調べると、真面目な個体だけでなくサボりがちな個体が混じっているほうがエサまでの経路が短縮されて効率的になることが知られている。 生き物たちは互いを「助けよう」と意図しているわけではなく、それぞれが自由に振る舞った結果として多様な関係が生み出され、コミュニティを壊れにくくしている。 私たち人間が生きる社会もまた、多種多様な個人の行動が無自覚のうちにつながり合ってできている。地方に比べて東京などの都市部のほうが気楽だと感じる人が多いのは、都市部のほうが多様な個人を包摂しやすいからかもしれない。 それらの秘密を解き明かすことで、私たちはより暮らしやすい社会を構築できる可能性がある。 私が研究している生態学は「役に立たない」研究分野の代表格だが、生物の社会と私たちの実社会とをひき比べてつながりを見いだすことにも役割の一つはあるのだろう。

日本は世界で最も文化的影響力のある国のトップ5にランクインしました。

アメリカのニュース雑誌「U.S. News & World Report」が発表した「世界で最も優れた国」ランキングでは、9 つ​​のカテゴリで国を総合的に評価しています。ここでは、そのうちの 1 つである「文化的影響力」に焦点を絞り、世界で最も文化的影響力を持つ上位 20 か国を紹介します。「文化的影響力」ランキングは、国の芸術、料理、ファッション、スポーツ、音楽、映画産業が世界に及ぼす影響を測定します。さっそく、世界で「文化的影響力が最も大きい上位 20 か国」を見ていきましょう。 20 位: ニュージーランド イギリスとポリネシアの文化遺産が豊かに融合したニュージーランドには、マオリ、ヨーロッパ、ポリネシア、アジアのコミュニティなど、多様な人々が住んでいます。ヨーロッパ系の人々が人口の約 70% を占めていますが、マオリ文化は日常生活に欠かせない要素であり続けています。スポーツの世界では、ニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」は、ラグビーワールドカップなどのトーナメントで圧倒的な強さを見せ、ラグビーファンでない人にも世界中で知られています。興味深いことに、バンジージャンプもニュージーランド発祥で、ニュージーランドの文化遺産にさらなる付加価値をもたらしています。 19位:メキシコ 世界最大のスペイン語人口を抱えるメキシコは、文化的影響力が顕著です。メキシコの芸術は、アステカやマヤなどの文明の古代の伝統を反映しており、これらの文化的遺産を現代に引き継いでいます。1920年代と1930年代のメキシコルネッサンス(またはメキシコ壁画運動)は、公共の壁画を数多く残し、誰もが芸術に触れることができるようにしました。さらに、メキシコは世界的なサッカーシーンでも重要な役割を果たしており、情熱的なスポーツ文化が世界中に響き渡っています。 18位:シンガポール 19世紀にイギリス東インド会社の貿易拠点として設立されたシンガポールは、活気に満ちた文化の中心地へと成長しました。英語と現地の方言が混ざった独特のシングリッシュが一般的に話されていますが、この国では北京語、英語、マレー語、タミル語の4つの公用語が認められています。シンガポールは、中国、インド、西洋の料理の伝統が融合した多様な料理、東洋と西洋の両方の影響を反映したユニークな建築や文化祭で、世界中から観光客を惹きつけています。政府は民間部門と協力して観光を促進し、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールやセントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサなど、世界的に注目を集める主要なアトラクションを生み出しています。 17位:オランダ チューリップで有名なオランダは、高度な機械化農業のおかげで、米国に次ぐ世界第2位の農産物輸出国となっています。国土の約 4 分の...