ウェル・エイジングって何? アンチ・エイジングとは何が違うの?

ウェル・エイジング。
聞きなれない言葉ですね。
エイジングは、「老いること」。
ウェル・エイジングは、「よく老いること」です。

 老いにはネガティブなイメージがありますが、そこにポジティブな意味を見いだそうとするのが、「ウェル・エイジング」です。

 数か月前に、日本応用心理学会から、公開シンポジウムの講演依頼を受けたのですが、「ウェル・エイジング」という言葉を聞いたのは、このときが初めてでした。

 「ウェル・エイジングって何?」という問いに、私なりの答えを考えて、先日のシンポジウムで講演しました。

 シンポジウムでは、心理学や行動科学の専門家、高齢者を支える仕組みを作る起業家、緩和ケア医など、様々な立場の方々が講演し、それぞれの、「ウェル・エイジング」の考え方や取り組みを紹介しました。

 そんな皆さんと議論する中で、このテーマの奥深さがわかってきました。「よりよく老いる」を考えることで、自分の気持ちがラクになり、未来が明るく感じられるようになることにも気づきました。

 今回のコラムでは、私なりに考えた「ウェル・エイジング」を紹介します。ぜひ皆さんも、自分なりの「よりよい老い」を考えてみてください。

「病気」と「老い」の共通点とは?

 私は腫瘍内科医で、普段は、がん患者さんとともに、「がん」という病気との向き合い方を考えています。この連載コラムで書いてきたテーマも、ほとんどが、病気との向き合い方です。

 「老い」のテーマを与えられて、まず考えたのは、「病気」と「老い」の共通点でした。

 仏教では、人間として避けることのできない四つの根源的な苦しみとして、「生老病死」という「四苦」があると言われます。生まれること、老いること、病を得ること、死ぬことの四つです。

 「老い」も「病気」も、生まれた以上避けることができない必然であり、いずれは「死」にもつながっていくものです。生と死の間にある二つの苦しみ、「老い」と「病気」との向き合い方には、共通点がありそうです。

 私が、がんとの向き合い方で大切にしているのは、

 「がんがあっても自分らしく」

 「気持ちがラクになるような考え方を」

 「『マスト』ではなく『ウォント』を大切に」

 といったことです。

 これらの話を、「老い」に当てはめてみたところ、意外にすんなりとおさまることに気づきました。

 そこで、シンポジウムでの講演のタイトルは、

 「気持ちがラクになる『老い』『がん』との向き合い方」

 とし、これまで、がんとの向き合い方として考えてきたことを、「老い」に置き換えて考えてみることにしました。

年を重ねても自分らしく生きる「ウェル・エイジング」

 老いることは、けっしてネガティブなことばかりではなく、年を重ねても、自分らしく生きることができますし、むしろ、年を重ねることによって、人生を深めることができます。「ウェル・エイジング」というのは、それを目指す考え方です。

 「自分らしさ」には、いろんな見方がありますが、「あるがままの自分でいること」は、大事な要素でしょう。他人の目を気にして、「○○でなければいけない」という「マスト」に縛られるのではなく、自分が本当にやりたい、一番大切にしたい「ウォント」に従うのが、「自分らしさ」や「ウェル・エイジング」につながるはずです。

アンチ・エイジングには無理がある

 似たような言葉として、「アンチ・エイジング」がありますが、こちらは、老いにあらがうもので、「いつまでも若くいたい」「若返りたい」という多くの人の願望を実現しようとする考え方です。

 「アンチ・エイジング」が自然に実現できればよいのでしょうが、われわれは、命ある生き物であり、時の流れとともに、年を重ねていくのが宿命で、「アンチ・エイジング」にはどこかで無理が生じます。

 「アンチ・エイジング」では、「若いときのままの自分でいなければいけない」というマスト思考に縛られ、若かった頃の自分を基準に比較してしまいますので、「老い」も「病気」もネガティブなものにしか見えません。年を重ねていくごとに、「何かを失っていく」という感覚に陥りがちです。

 これに対して、「ウェル・エイジング」は、老いゆく自分を受け止めた上で、年相応、あるがままに生きていくという考え方です。

 宿命にあらがうのではなく、身をゆだねたうえで、「よりよい老い」を目指せるのではないか。「ウェル・エイジング」の出発点はそこにあります。

 やりたいことを自分のペースでやり、やりたくないことは無理しない、というのが基本です。

 できることには限りがあるかもしれませんが、うまく折り合いをつけながら、「ウォント」を見つけていく作業も楽しいものです。「年とともに人生を積み上げていく」感覚です。

老いは年を重ねてきた証しとして尊重すべきもの

 運動や食事ががんに対してどのように影響するかというのは、皆さんの関心が高いテーマですが、運動や食事は、「老い」にも関係していると考えられています。ただ、運動や食事に気をつけることで老いるスピードを緩められるとしても、それが「マスト」であってはいけないと思っています。

 苦痛に耐えながら、好きな食事を我慢しながら、老いにあらがおうとするよりも、老いを受け止めつつ、気持ちよく運動し、食べたいものをおいしく食べて、人生を楽しむ方がよいでしょう。

 私は、腫瘍内科医として、小・中・高等学校での「がん教育」に力を入れていますが、がん教育で、子どもたちに伝えている大事なメッセージは、次の三つです。

 (1)誰もががんになる可能性があるけど、がんになっても大丈夫な社会に

 (2)治らないがんでも、幸せを目指すことができる

 (3)大切な人ががんになっても、今までどおり普通に

 がんだけでなく、「老い」についても学ぶ「エイジング教育」というのを想像してみました。もし「エイジング教育」をするとなったら、伝えるべきメッセージは次のようなものになるでしょう。

 (1)年を重ねても、誰もが自分らしく過ごせる社会に

 (2)生老病死は避けられないけど、それを受け止めながら、幸せな人生を

 (3)老いは隠すものではなく、年を重ねてきた証しとして尊重すべきもの

 これらは、子供だけでなく、大人にも必要なメッセージですね。

 がんという病気には、過剰なイメージがつきまとい、がんそのものよりも、イメージでつらい思いをしている患者さんが多くいます。

 同じように、「老い」についても、「恥ずかしくて隠すべきもの」といった、ネガティブなイメージがつきまとっていて、これが「ウェル・エイジング」を妨げる障壁になっているようです。

 深く根付いたイメージを 払拭ふっしょく するのは容易ではありませんが、少なくとも、イメージで決めつけないように気をつけたいものです。

アンチ・エイジングからウェル・エイジングへ

 ネガティブなイメージの強いがんは、他の病気よりも、「ゼロにしなければいけない」「ゼロにできなければ絶望だ」と思われる傾向があります。

 「ゼロがん」の考え方ですが、治すのが難しい進行がんの場合は、「withがん」で考えた方がよさそうです。がんがゼロであるかどうかにこだわるのではなく、がんがあっても、「いい状態で長生きすること」「幸せを感じられること」を大事にする考え方です。

 これは、「withコロナ」から学んだ考え方でもあります。コロナ禍の初期には、コロナを封じ込める「ゼロコロナ」が目指されていましたが、その後、コロナと共存して社会を動かす「withコロナ」の考え方にシフトし、コロナ禍を乗り越えました。

 病気をゼロにしなければいけないという考えにこだわると、不安を招き、差別を生み、病気との共存が妨げられますが、病気との共存を受け入れれば、心の余裕が生まれ、支え合いの文化が広がり、病気があっても自分らしく過ごせる社会につながります。

 同じことが、「老い」にも当てはまります。老いを避けたり隠したりするのではなく、老いと自然に共存することができれば、心の余裕、支え合い、成熟した社会につながっていくはずです。

 「ゼロコロナ」「ゼロがん」から「withコロナ」「withがん」へのシフトと同じように、「アンチ・エイジング」から「ウェル・エイジング」へのシフトができれば、生老病死と向き合いながら、ラクな気持ちで、彩り豊かな人生を送れるのではないでしょうか。

 生老病死の四つ目の「死」もまた、避けられないものですが、死があるからこそ、豊かな生があるわけで、自分の「死」についても、きちんと考えておく必要があるのでしょう。

 老いや病気と向き合い、よりよく老いていく先には、「よりよい死」があります。あまり考えたくないことではありますが、よりよく生きるために、一度は想像しておいた方がよいと思っています。

 ウェル・エイジングという言葉をきっかけに、考えたことを書き連ねてみましたが、人間の存在にかかわる哲学的なテーマだというのがわかります。

 生老病死は「四苦」とされていますが、けっしてネガティブなだけのものではなく、それらときちんと向き合うことで、「よりよい生」や「幸せ」が見えてくるはずです。

 私は、腫瘍内科医として、生老病死の現実を受け止めつつ、その中で医療にできることを考え、一人ひとりの幸せを支えていきたいと思っています。

 これを読んでくださった方には、ぜひ、ご自身の、あるいは、社会全体の「ウェル・エイジング」を考え、身近な人たちとも語り合っていただきたいと思います。

 みんなで、よりよく年を重ねていきましょう。

(高野利実 がん研有明病院院長補佐)

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